2012年12月20日木曜日

蘇るパラメータファイルその3

前回のつづきです。
前回は、SPFILEの記述のないinit[SID].oraファイルを
%ORACLE_HOME%\database\配下に配置しても、
勝手にSPFILEの記述を追記される。

それも、SQL*PlusのSTARTUPコマンドじゃなくて、
srvctlコマンドで起動してみた場合に起きている。
# line added by Agentというメッセージを残して。。
そう、Oracle Grid Infrastructure(以下Grid)がなんかやっそうだ。
さて、本題。
Gridでcrsに関係するagentと言えば、oraagentかorarootagentですよね
でもあってOracleなので、なんかやってるとすればoraagentが怪しい。
ということで、「init[SID名]」でログを検索します。
%GRID_HOME%\log\strike-1\agent\crsd\oraagent\配下の\oraagent.XXXを検索

やっぱりなんか出てる。

2012-12-19 20:05:13.130: [ora.strike01.db][4876] {1:28408:2364} [start] sModifyConfig for strike01
2012-12-19 20:05:13.145: [ora.strike01.db][4876] {1:28408:2364} [start] ConfigFile::update file D:\app\orauser\product\11.2.0\dbhome_1\database\initstrike011.ora is updated

sModifyConfigっての実行した後に、initstrike011.oraを更新したと。
しれっとやっとる。。

sModifyconfigというキーワードと、
srvctlの実行によって出力されているということから
srvctl configやmodify辺りが怪しい!!(強引ですが)
と言うことで、configを確認します。


C:\>srvctl config database -d strike01 -a
====
一意のデータベース名: strike01
データベース名: strike01
Oracleホーム: D:\app\orauser\product\11.2.0\dbhome_1
Oracleユーザー: nt authority\system
spfile: +DATA/strike01/spfilestrike01.ora
ドメイン:
開始オプション: open
停止オプション: immediate
データベース・ロール: PRIMARY
管理ポリシー: AUTOMATIC
サーバー・プール: strike01
データベース・インスタンス: strike011,strike012
ディスク・グループ: DATA
マウント・ポイントのパス:
サービス:
タイプ: RAC
データベースは有効です
データベースは管理者によって管理されています
====

SPFILE、定義されてます。

そもそもSRVCTLって???

OracleR Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド11g リリース2 (11.2)より
====
SRVCTLを使用してクラスタの構成操作を実行すると、
SRVCTLは構成データをOracle Cluster Registry(OCR)に格納します。
SRVCTLは、Oracle Clusterwareリソース(Oracle Call Interface APIを使用して
データベースの起動および停止操作を実行するエージェントを定義)を構成および管理することによって、
インスタンスの起動および停止のようなその他の操作を実行します。
====

どうやら定義はOCRに入ってるようです。

いつ、定義したんだろう。。。
と、よくよくDB作成スクリプト([Database名].sql)を確認してみると

host D:\app\orauser\product\11.2.0\dbhome_1\bin\srvctl.bat add database -d strike01 -o D:\app\orauser\product\11.2.0\dbhome_1 -p +DATA/strike01/spfilestrike01.ora -n strike01 -a DATA

srvctlコマンドを使用したデータベースリソース追加時のオプションで、
-p +DATA/strike01/spfilestrike01.oraというのを指定して実行しています。

OracleR Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド11g リリース2 (11.2)より

-p spfile
データベース・サーバー・パラメータ・ファイルのパス名

なるほど。
だんだん見えてきました。
次回は、srvctlコマンドを実行してOCR内のSPFILE情報を書き換え、
推測が正しいかを確認します。

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