2011年11月22日火曜日

[ASMLIB]EMC PowerPathの場合のお作法_3

前回:[ASMLIB]EMC PowerPathの場合のお作法_2


前回は、そもそもemcpowera1やらマルチパスって何?
って話を書きました。


さて、はまりポイント。

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ASMとマルチパス化の併用

ASMでディスクの複数のデバイス・パスを検出するとエラーが発生します。
マルチパス構成では単一のディスクが複数回現れる可能性があるため、
マルチパス・ディスクのみを検出するようにASMを構成する必要があります。


ASMでは、初期化パラメータASM_DISKSTRINGの値を、
マルチパス・ディスクを表す疑似デバイス名に設定することにより、
マルチパス・ディスクを確実に検出できます。
たとえば、EMC PowerPathマルチパス化ソフトウェアを使用している場合は、
ASM_DISKSTRINGを'/dev/rdsk/emcpower*'に設定できます。
I/Oが疑似デバイスへ送られると、マルチパス・ドライバはそれを検出し、
基礎となるサブパスにロード・バランシングを提供します。
Linux上でASMとともにASMLIBを使用する場合は、マルチパス・ディスクを最初に
スキャンするようにASMを構成するか、またはスキャン時にシングルパス・ディスクを
除外するようにASMを構成することにより、マルチパス・ディスクを確実に検出できます。
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出典:Oracle Databaseストレージ管理者ガイド 11gリリース1(11.1)


つまり、ASMLIBが間違えることなく複数のディスクの中から、
正しいマルチデバイスパス(擬似デバイス)を認識出来るように設定してね。
って言っています。

ASMLIBで特定デバイスにラベルを設定すると、
OSが起動後にinit.dのからASMLIBのディスク検出などが実行されます。
その際にマルチパス環境では、ASMLIBが誤って異なるシングルデバイス
(マルチパスを構成している内の1つ)をラベルした擬似デバイスと誤って、
検出してしまう。
そうすると色々と問題が発生します。

小生が遭遇した事象はサーバの再起動後にラベルが吹っ飛び、
ラベルしたASMLIBとして正常に認識されなくなりました。。
再度ラベルリングしようとすると既に使用済みだと言われ
るし。。。


では、どうすればよかったか?

(上のマニュアルに記載されていますが)、
[ASMLIB]EMC PowerPathの場合のお作法_4に続く

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