2011年7月15日金曜日

HAIP(Highly Available virtual IP)その2

高可用IP:HAIP(Highly Available virtual IP)その1の続き

11.2.0.2.0から、インターコネクトの仕様変更に関する情報

KROWN#152202より
※1)は正確にはHAIPの機能ではなく仕様変更

1)11.2.0.2 でインターコネクト障害時にOSリブートが発生しなくした
仕様変更の理由は、そのノード上で他のアプリが動いている可能性もあるしね。
インターコネクト障害時には、CRSリソースの停止やVIPのフェイルオーバー、
残存ノードでのインスタンスリカバリーが発生。
でも、ノードは落ちない。
Voting Disk に対するアクセス障害が発生した場合も、CRS リソースの停止が行えれば、
リブートは発生しない。

2)HAIP は自動でフェイルバックする
障害時には、クラスターインターコネクトに指定された他のインターフェイスに
自動的にフェイルオーバー。復旧時には自動的に元のインターフェイスにフェイルバック。
サブネットが違う可能性があるので、両ノードセットでHAIPが移動する。

3)11.2.0.2 よりマルチキャスト通信
HAIPで複数のネットワークアドレスを使用してノード間通信を行うためです。

4)11.2.0.2 以降の初期化パラメータcluster_interconnects設定時の動き
DB同士のキャッシュフュージョンは、cluster_interconnectsに設定したプライベート IP
アドレスで通信が行われる。
たとえば、複数インスタンス環境で使用するインターコネクトを分ける場合等には、
cluster_interconnectsを使用。

だが、Grid Infrastructure のプロセス(例:CSS)が使用するプライベート IP アドレスは、
OCR にcluster_interconnect として登録されている プライベート IP アドレスが使用されます。
つまり、ハートビートはHAIP のプライベート IP アドレスが使用される


次回は実際に試してます。

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